「それって告白するんじゃね?てか三角関係?オモシレ~!!」

「お前に言った俺が馬鹿だった……」


「だって晃一って姫香の幼なじみなんだろ?学園祭でも一緒に回ったし。」


「そうだけどさ…」


正直、礼二には『告白ではない』と言って欲しかった。


俺の中で不安が大きくなる一方だ。


「もう良い…。俺寝るから礼二どっか行ってくんね?」


「ふて寝しても良いことねえぞ。心配なら放課後見に行ったら?」


礼二はそう言って、屋上から出て行った。