「俺はまだひかるが高校生だから、普通に勉強して卒業させてやりたいって思ってた。
とにかく、今は・・・って。
けど、それじゃいけなかったんだ。
俺はひかるの先生がしたくて、屋敷に住まわせたわけじゃない。」
「千裕様・・・。」
「とにかくいっしょにいたかった。おまえといる時間は楽しい。
べつにこれといって話さなくても、楽しいから。」
「何か失敗するとか、ねらってません?」
「そ、それもあるけど・・・いっしょに居たいと思う。とにかくいっしょに。
前も言ったけど、成長する過程でおまえを迎えにいきたいと思ってたし。
出会いは妙な具合だったけど、そこまではかなえたわけだから、その先だってもっとがんばれる。
だから、もう出て行くな。行きたいところがあるなら、ちゃんと俺に話してから決めてほしい。
それと・・・」
「な、なんですか・・・」
「ひかるは隙だらけだ。1年の松田といい、裕文といい・・・淳裕といい・・・誘惑しまくるなよ。」
「ゆ、誘惑なんてしてません!」
「してるんだって。肩もませたり、ずっとくっつきあって仕事してたりって・・・もう・・・そういうのは男に期待させるんだよ。
どれだけこっちがハラハラするか・・・。」
「ごめんなさい・・・。」
「こんなかわいい顔してるのに、1年遅れだから19才。
男をあったりまえのように知ってる19才も多いというのに・・・オクテの女子高生は体は十分大人の女・・・。
離れている間のゴタゴタ続きもあって、すごくたまってる。」
「へっ?・・・あの・・・きゃっ」
千裕はひかるの首すじに口づけてから、パジャマのウエストから手を中にすべりこませ、パジャマを押し上げます。
「あ・・・いや・・・あぁ・・だ・・め」
「もっと後で、卒業してから・・・なんていつもは我慢できたけど・・・もう、だめみたいだ。
嫌いにならないでほしい。・・・愛してる。」
「嫌いになんて・・・もう・・・なれっこな・・・いのに・・・」

