どうしてそんな顔するの? 切ない目で私を見るの? 「じゃあ、帰ろか 」 再びふわっと笑うと、私たちは小さな隠れ家を後にした。 いろんな女の子たちに騒がれても、告白されても誰とも付き合わない浅香くん。 なのに、どうして私とはこうして会ってくれるんだろう。 その瞳の奥には、誰が映ってるの? もっと、あなたの事が知りたいよ。 その夜、あの一瞬の顔が気になって頭から離れなかった。 《42へ》