家に帰ると、ふと彼らの顔が思い浮かんだ。 綺麗な顔をして、喧嘩もしちゃう不良生徒の沙木倉奏祐。 人気者で、アイドルのような存在の浅香直斗。 ひょんな事から、この2人と出会ってしまった。 全然好きとかっていう感情じゃないけど、気になっちゃう。 ご飯を食べていても、お風呂に入っていても、何故か分からないけど考えてしまう。 この気持ちは何だろう。 きっと、一時的なもんだよね。 「そうだそうだ」と言い聞かせるように呟くと、頬をぺチと叩いて電気を消した。 《25へ》