「おかしいのは、ソラの方だよ。...本当は、あたしを探し出して恋人になりたかったんじゃないのよ...」 心当たりがないのに、何故か胸に 嫌な風が吹く。 「無くした時は、もう戻ってこないの!幸せだった世界には戻れないの...」 声が震えていて、必死に何かを耐えている感じ 「あなたは、狼だから...きっと今回も欲望を抑え切れずに、その手で 」 大粒の涙を溢れさせながら、切々と訴えを続ける。