「一人はいやだって寝ながら泣くのに、一人になりたいってこんなところで寝てるの?」 この人の言いたいことは分かる。 ……あたしの行動が矛盾してるって事くらい、自分でも分かってる。 でも…… ――――……… 「……いいとこに連れてってあげるよ」 俯いて顔を上げないあたしに向かって、その人は優しく呟いた。 片手は繋いだまま、その人はあたしを引き起こしてくれた。 っ///忘れてたけど、あたしこの人に押し倒されたままだった///