カラダが後ろに倒れていくのを感じて “転けるっ!!”そう思って目を瞑ったら ─ふわっ 肩に腕が回ってきて 「あっぶねぇ〜」 耳元で玲音の声が聞こえた 危機一髪のところで助けてくれた? 「大丈夫?」 うわっ…近い 息が耳に当たってドキドキする 「だっだだ大丈夫だけど……」 「だけど?」 「顔…近いよ…離して!?」