部屋のテレビをつけると もうすぐ昼の12時を回ろうとしていた 学校…思いっきり遅刻だ ─カチャ ドアが開く音がして振り返ると 髪をタオルで拭いてる亜梨子がバスルームから出て来たところだった 「今日学校どうする?」 「行かない、私は家に帰るよ」 「じゃあ送ってく」 「うん、よろしく」 亜梨子の鞄と制服を持って部屋を出た