亜梨子のクラスを覗くと 俺のクラス同様 何やら盛り上がってて 入りづらい雰囲気… もう少し待ってた方がいいのかも そう思って教室のドアの前に座ってると ─カタッ ドアが開いて亜梨子がそっと抜け出して来た 「………行く…?」 「うん、」 亜梨子の手をしっかり握って 廊下を歩いて玄関へ向かった 校門を出ると迎えの車が来てたから 無言で乗り込んだ