小さな小さな俺様王子様

「大変ね!ちょっと小人たち。」

母がそう言うと妖精が姿を現した。


「怪我に効く薬草取ってきてくれない?」


母がそう言うと妖精達は頭をコクコクさせて姿を消した。


私は、濡れた布で優しく男の子の傷を拭いた。


しばらくすると、妖精達が薬草を持って戻ってきた。


「ありがとう。」


母がそう言うと妖精達はニコッと笑い姿を消した。


その後、母は男の子に器用に包帯を巻いた。