「お前は誰だ?」


『我は神。』


「神様だと」


(こんな老いぼれがか?)


『助けが遅れてすまない。レオ、辛い思いをさせてしまったな…。』


「同情なんていらねえよ。同情されてもクレアは戻らない、生き返らない。」


それを言うと大粒の涙が流れ始めた。


『1つだけ助ける方法がある。禁忌の方法だがな。』


「禁忌でも何でも良い。どんな罰でも受ける覚悟は有る。」