「レオ、あなた!」


レオも驚いたらしく自分の手を見ていた。


「何が起きたんだ?」


「私の傷が治ったわよ。」


何が起きたかわからず2人で固まっていると母が帰ってきた。

「あらあらクレア帰っていたの、レオも無事みたいね。もう夜だからご飯作るわね。」


「夜なのか!?月出てたか?」


「ええ、綺麗な月が出てたわよ。」


母がそう言うと、レオは家を飛び出した。