「いっいや、私こそあんなに怒ってごめんなさい…。」


「お前、足から血が出てるぞ?」


「えっ?」


足を見ると擦れたような傷があって血が滲んでいた。


レオを助ける時に滑り込んだので、その時怪我をしたのだろう。


(怒りで痛さを忘れていたのね…)


私が足を見ているとレオは私の足の所に歩いてきた。


「ちょっと見せてみろ。」


「!!!!?」


そう言ってレオが傷口に触った途端に私の傷が治ったのだ。