日向さんの唇が私の唇に重なる


このまま?


なんて思っていたら、日向さんは唇を離して窓際に立った


「なぁ…結婚したら、俺等のイニシャル、同じだな」


「アハッ。本当だ!」


この先どうなるのかわからないけど、日向さんから結婚という言葉がやけにリアルに感じた


日向さんが私の隣に座る


「すみれ…」


私は名前を呼ばれながら、日向さんに優しくベッドに倒された


「すみれ…」


私は覆い被さる日向さんを下から見上げた


夜景と重なり、色気を漂わせている


そして、唇だけじゃなく、頬やおでこ、耳たぶ、首筋、鎖骨などにキスのシャワーを浴びた