「勝手に来た私が悪いの…ごめんなさい」


「いや…電話してくれたら良かったのに…」


私はジュースを口にした


どうしよう…


どんな話をしたらいいのかわからない


「姫、お腹空いてない?」


「うん…大丈夫…」


「俺、食べてないから、何か頼むけど…一緒に食べよ?」


日向さんはやっぱり大人だ


今までと同じように私に接してくれる


「うん」


私が頷くと、日向さんは電話をかけて何かを頼んだ


さっきのは夢だったんだ…


きっと私の不安な心が見せた夢


安心と嬉しさが重なり、また涙が出てくる