「わかってる!でも、まだ女子高生じゃない?」


私達は顔を近付けて小声で話した


「王子様だって、もしかしたら高校生かもしれないじゃん!」


「それはないでしょ!だって2000円、ポンッてテーブルに置いてく?学生ならしないって!」


「ワカンナイよ?お坊っちゃんかもしれないじゃん?」


「そうかなぁ?」


「歳とか、連絡先聞かなかった姫が悪い!」


結衣はそう言って、またスパゲッティを食べ始めた


「そんなこと言ったって…今更遅いし」


「まぁ〜アレだよね…王子様も、下心があって姫を助けたんじゃないってことだよ!下心あったら真っ先にメアド交換迫ってくるっしょ?」