「うへぇー… 居残りなんかさせやがって… うわっ、遅刻すんじゃん!」 あたしは愚痴をこぼしながら、車が絶えず流れる道路の歩道を走っていた。 額にはうっすらと汗が滲んでいる。 …時刻は6時59分。 あと1分で遅刻な訳だ。 こんな事ならちゃんと授業受けとくべきだったし…。 腕時計を見れば、秒針がいつもよりも早く動いているように思えた。