「あっ、薫一緒にあたしのバイト付いて来てくんない?
ほら、あたしの働く姿を見たいでしょ?」
「見なくていいよそんなの。」
そんなの呼ばわりですか…
何気に傷つくんだけど、こういうの…
「…それに今日早く帰んないと……」
小さく呟くように囁いた薫。
ふと薫の顔を見れば、頬がうっすらピンク色に染まっていた。
「あーなるヘソ。
彼氏さんと帰るんだー。」
その瞬間カッと顔全体が赤くなった。
ククク…
面白いなぁ…
心の中でニヤけつつ、薫をからかう。
「ラブラブだねー。
キスとかしちゃったワケ?
いいよねー、彼氏イケメンだし。
羨ましい!!」
「ちょっ、凪!」
超可愛いしー!!
変態的発言を心の中でこぼしつつ、薫の反応にあたしはご機嫌だった。
「あーあ…
よし、薫も早く帰る事だしあたしも」
言葉の途中で頭上で鳴った重い音。
恐る恐る振り返る。
そこにはニコニコと笑って立つ先生がいた。
「お前は早く帰っていいんだったかなー。」
あっ、間違った。
コレ笑ってないよ…。
むしろ…
怒ってる!!
「確か良かったと
「馬鹿か!
お前、一生居残りしてろ!!」
去っていく先生の後ろ姿は完全にキレていた。


