小野先生とアタシ


「あ、いいですよ!そこまでしなくても。
アタシこれでも結構いろんなところにコネあったりしてすぐに次の家見つけたりできるんですよ?」

そう言ってひきつりながら笑った。




そんなの、悪いじゃない。

住みもしないのに家賃やっかいになるなんて。



あーもう頭ん中ぐだぐだになってきた。

早く結論出さないといけないんだな…。





「…!!チサトちゃんっ!なんか焦げ臭いっ!」

石田さんの声で我に返る。




「あっ!!」

フライパンの中を見ると無残な姿に変わり果てたウインナーがあった。