先生がこんなところに来るわけないし。 アタシが先生のことばっか考えてるから幻が見えてるだけなんだ。 あーアタシってかなり重症。 なんか…笑えるわ。 あれ…でも…。 アタシは目を凝らして再びその人の方を見る。 …その男性がアタシに気づいてこちらへやって来ながら言った。 「あ…っ!おいっ!」 え…? 今のって先生の声だ。 ウソ。