小野先生とアタシ


そして少ししてまた鍵盤に指を置いてピアノを弾き始める。


先生…?

それは…
アタシに対して言ってくれてるのですか?

それとも…。



アタシはまた石田さんの話を思い出した。

だから答えが怖くて聞けなかった。


なのに。



「先生…、石田さんって知ってますか?
石田モモカさん」



言ってはいけないことを言ってしまった。


そいてアタシのその言葉に先生の手が再び止まる。