前に石田さんからもらったフェラガモ。 いつか使う機会があるかなと思ってこの小さなアトマイザーに少し入れ替えて持ち歩いていた。 ちょうどいい機会かもしれない。 香りだけでもオシャレな感じで…。 そう思ってアタシは香りを耳の後ろ、 手首に吹き付ける。 ステキな香り。 先生、気づいてくれるかな。 そして目的の駅で地下鉄を降りて地上へ上がる。 もう外は真っ暗だった。