地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

陸と手を繋いで、ホテルに入る。


……ここどこ?


見るからに、シャンデリアシャンデリアシャンデリア……

きらびやかで目がチカチカします。


床には高級そうな赤絨毯。

窓も汚れひとつない…ピカピカに磨かれている。



ホテルはパーティーのために貸し切りみたいで、パーティーの参加者以外…普通のお客さんはいない。




「すごいね………」

「これ以上にすごいのもあるぞ」


陸の答えに、頭が痛くなった。





色んな会社の重役さん達に挨拶をしていく。


どれも、あたしでもよく聞いたことのある会社ばかり…。


皆さん必死に陸にペコペコと頭を下げている。


そして、あたしはなんかニヤニヤ?と見られていた。



「やっぱり似合ってないんだ…」