赤く熟れたイチゴを探しては、その場でいただく。

農園のおばさんが、特別に練乳も用意して下さって…さらに美味しい♪


下にしゃがみ込み、イチゴを探していると…


「……昨日はあんなに甘えて可愛かったのにな?」

「!?」


後ろからギューッと抱きしめられた。


コイツはっ!!場所も考えずにっ!!


「離して。イチゴが見つからない」

「あ〜んしてくれたら離れる」



この我が儘っ………!!





ん…?いいこと思い付いた♪



「ほら陸、あ〜ん」

「♪」


パクっとご機嫌に一口で食べたのだが…


「!!?」

「バーカ。どうですか、練乳たっぷりの摘みたてイチゴは?」



ニコッと笑って言ってやった。