それからはほとんど記憶がない。 覚えてるのは、してる最中に何度も名前を呼びあってたことと… 一度意識を飛ばしたあたしを部屋に運んで、戻ったらまた何度もお互いに求めあったことくらい。 最後は、大好きな温かい陸の腕に包まれて眠りに落ちた。 ぐっすりと眠る杏の頭を撫でる。 額にはうっすらと汗が残っており、まだ頬と体はほてっていた。 「ごめんな………無理させて…」 生まれたままの姿の杏を抱き寄せる。 無意識に杏が擦り寄って来た。 「可愛い………」 杏が許してくれるまで、抱くつもりはなかった。