陸しか見ていない紙切れの内容は………
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090―**45―*2*8
19時過ぎならいつでも良い。
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担任だった先生の携帯の番号が書かれていたのでした。
「杏は俺のものだっつーの」
「???」
内容を知らない杏樹は、不思議そうに首を傾げ…陸の顔を覗き込んでいる。
「なんて書いてあったの?」
「……次の学校でも頑張れだってさ」
「ふ〜ん……そっか。優しい先生なんだね!」
ニコニコと笑って、また歩き出す杏樹。
「この天然鈍感無自覚無防備娘。……やっぱりエプロン決定」
「え゛ぇ゛!?なんで!?」
「……まだまだ一生振り回されるんだろうな」
「エプロンやだァ〜〜〜〜!!」
杏樹の叫びが寒い通学路に響いてこだました。
*ホントにEND*


