地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

ポケットから取り出したのは――



「ネックレスだ………」




あの日―――…。

霊安室の外で神崎社長から渡された杏のネックレス。

宝石が熱で溶けだし…変形していた。


しかし、今はきちんと元通りになっている。



「ネックレスにも術かけてたからね……ちゃんと持っててくれたんだ」

「当たり前だろ」


そう言うと、嬉しそうに笑い…
額をくっつけてきた。



白い肌に、紅い宝石のついた羽根のネックレスが映えてる。




「明日さ、どっか行くか?」

「明日?25日だよね?―――明日は学校の終業式だ!」

「華南第一高校のか?」

「うん。まぁ…明日でまた松沢に戻るけど―…」

「だから―…あの高校の制服を杏のおばさんが持って来たんだな」

「は…!?」