地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

さっきまで着ていたメイド服は、所々血がついていた。

そんな服を着せたまま寝かせるのは、あんまりだと思い……バスローブに着替えさせた。




「……誰が着せたの?」

「俺以外に誰かいる?……今日は黒と紫にレース付きだったな♪」

「……………」

「痛っ……!」

「口に出さなくても良いでしょ」


思いっきり腕を摘まれた。






ひとつ思い出し、杏を抱き上げてソファーに移動する。


ゆったりとした皮張りのソファーに座り、杏を俺の上に向き合わせるように座らせた。



「……どうしたの?」

「ん〜……ちょっとな」


スーツのポケットからあるものを取り出す。



「あ………」


あるものを見た瞬間……杏は俺がしたいことをわかったみたいだ。