「何してんのよ…!」
「……眠ってもらっただけです。今からやるのは、常人なら気絶しますから」
騒ぐお嬢様をまっすぐに見つめて言い放つ。
今やらなきゃ……お嬢様は生き霊になってしまう。
あたしに対する嫉妬や憎悪が、あまりにも強すぎるんだ。
呼吸を整え、両手で印を組む。
「陸……あたしから離れてないと吹き飛ばされるよ!」
「は…?」
「良いから離れてッ…!このエロバカ殿様!!」
ぴくりと陸の片眉が上がったのだが、あたしは気づかなかった。
スーッと吸い込み、一気に告げる。
「天の五行、地の五行、人の五行!」
あたしの周りに五亡星が出来…
お嬢様の体を吹き飛ばす。


