「なんじゃ?杏樹」
ふらりとお父さんと二人でじいちゃんが会場内に現れた。
「…じいちゃん、お父さん……良いでしょ!?」
神崎家の当主に、許可を求める。
じいちゃん達が、二人で顔を見合わせた。
二人とも“仕方ない”という表情…。
「……三つまでじゃぞ?今の縛魔術が一つ目じゃ」
「じいちゃん、ありがとうっ!!」
じいちゃん達に向けて、ニッコリと満面の笑みを浮かべた。
着物姿のじいちゃんが、両手を広げ…
大きな柏手をひとつ打つ。
すると。
あれだけたくさんいたマスコミの人達の体が、一気に床へ崩れ落ちた。


