松沢の頭から二本の角が生えたように見えた。
「滝本君、杏樹はどこ?」
「…………どこか行った」
「はぁ!?」
ギロっと睨まれる。
「ちょっと目を離したら…居なくなってたんだよ」
「杏樹を一人にしたの!?」
「あぁ…」
「なんてことしてくれるのよっ!?」
般若並の形相……。隣にいる悠も、ちょっとビビってる。
「携帯は?」
「電波の繋がらないところにいるらしくって、ダメだ」
はぁ……とデカイため息をついて頭を抱える。
「あの子……極度の方向音痴なのよ?」
「「は?」」
「杏が…?」
聞き返すと頷いた。
「絶対に誰かがついてないと、どこでも行くし…杏樹が一人で行動出来るのは、学園と家、家から私の家までよ」
「滝本君、杏樹はどこ?」
「…………どこか行った」
「はぁ!?」
ギロっと睨まれる。
「ちょっと目を離したら…居なくなってたんだよ」
「杏樹を一人にしたの!?」
「あぁ…」
「なんてことしてくれるのよっ!?」
般若並の形相……。隣にいる悠も、ちょっとビビってる。
「携帯は?」
「電波の繋がらないところにいるらしくって、ダメだ」
はぁ……とデカイため息をついて頭を抱える。
「あの子……極度の方向音痴なのよ?」
「「は?」」
「杏が…?」
聞き返すと頷いた。
「絶対に誰かがついてないと、どこでも行くし…杏樹が一人で行動出来るのは、学園と家、家から私の家までよ」


