そして楠家へメイドとして潜入。 自分に術をかけて、180度違う容姿にした。 ウィッグを被り、分厚い眼鏡をかけて――地味なメイドとして変装。 メイドの仕事に慣れるまでの一週間は、転校した高校に昼間は通い、朝と夜をメイドとして働くという生活だった。 しかし、ある問題が起こる。 ある日の晩、仕事が終わった頃に祥お父様から携帯に電話がかかってきた。 その内容は――― “『陸が食事に対して何も口をつけない』” あたしが死んだと聞いた日から、一切何も食べないという話だった。