地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

ご機嫌なあたし♪



すると……


「ニャー……」


ベンチの下から、一匹の子猫が出て来た。


真っ白の体で、めちゃくちゃ可愛い!!

目がクリクリで…あたしのことを上目づかいで見てくる。



ん?



「あなたは、どこのお使い?」


ニコッと微笑んで、子猫に手を差し出しながら尋ねた。




『さすがは神崎様。我の正体を一瞬で見破られた』


ぴょんとベンチに上がってくる。


「あたしだって、一応仕事してるからね?」

子猫の頭を優しく撫でてあげた。



この子はただの子猫じゃない。


妖怪の一種。猫の妖怪だ。



『我らが当主が、神崎様がいらっしゃってることを聞き、是非お会いしたいと申しております』

「あらま……」


『神崎様がいらっしゃっても良いように、宴を皆でご用意しております。いらっしゃいませんか?菓子やケーキも大量にありますよ?』

「行きたいっ!!」


お菓子とケーキに負けた。