地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ


《追悼の言葉》が終わると、献花が始まる。


まずは家族から。

その後―――…学園の生徒たちへとなる。


「杏樹……ッ……」


喪服を着た杏のおふくろさんが、ボロボロと大泣きし、親父さんに支えられながら杏の遺影に献花をした。



D組の女子生徒たちは、ハンカチで目元を押さえながら、杏の遺影に献花をするため長い列をつくる。



「せっか…く仲良くなれた…のに…っ……」

「杏樹ちゃん……会いたいよぉ………」

「姫………俺の姫が……」


クラスメイトからファンクラブまで――…杏樹の死を悲しむ人でいっぱいだった。



「杏…ッ…樹……イヤァ……」


泣きすぎて一人では立っておられずに、悠に支えてもらっている松沢…。