ベンチに寄り掛かっていると、人の気配が消えた。
あれ……陸どこ行った?
顔に掛けていたタオルを取り、周りをキョロキョロと見渡す。
「………いないんですけど」
大勢のカップル、友達同士…家族連れがいるけど、陸がいない。
さっきまで隣にいたのに……
もう一度、周りを見渡すが……陸らしき人物さえ見当たらない。
まさか……自分がアトラクションに行きたいから、あたしを置いて行った?
いやぁ…まさかね。
でも、あの俺様エロバカ殿様なら有り得るわ……。
「誰が俺様エロバカ殿様だよ」
ポカッと何かで叩かれる。
「えっ?」
振り返ると、ベンチの後ろに紙パックのジュースを二つ持った陸が立っていた。
あれ……陸どこ行った?
顔に掛けていたタオルを取り、周りをキョロキョロと見渡す。
「………いないんですけど」
大勢のカップル、友達同士…家族連れがいるけど、陸がいない。
さっきまで隣にいたのに……
もう一度、周りを見渡すが……陸らしき人物さえ見当たらない。
まさか……自分がアトラクションに行きたいから、あたしを置いて行った?
いやぁ…まさかね。
でも、あの俺様エロバカ殿様なら有り得るわ……。
「誰が俺様エロバカ殿様だよ」
ポカッと何かで叩かれる。
「えっ?」
振り返ると、ベンチの後ろに紙パックのジュースを二つ持った陸が立っていた。


