散々セクハラして、暴れていたライオンが靜かになった…(笑)


ネクタイとカーデは陸に脱がされ、シャツのボタンは全開だ。

上の下着は取られたから、上はシャツしか着てない。


「……ちょっと……色々とツッコミたいわ」



胸元に顔をうずめて…規則正しい寝息を立てている陸。


「…ぐっすり寝ちゃってるよ」



あたしが少し動くと、比例して倍の力で抱きしめてくる。



「………っ………」

ちょっと苦しいです。



陸のブラウン色の柔らかいサラサラした髪を撫でる。


「………ん………」


寝言?


「………あ………ん……」

「どうしたの……?」


悪い夢でも見てるのか、陸の顔が少し歪んでいる。



あたしの体に巻き付ける腕の力が強くなった。