……陸がいるとは思わなかった。
あまり…屋上は良い思い出じゃないから…ちょっと辛くなりそう…。
本心ではなかったとしても…言われた言葉は覚えてる。
「何かあった?」
俯いていると、上から声を掛けられた。
「……なんでもないよ」
そのまま俯いた状態で返す。
「杏。」
「何……?」
「抱きしめんのも追加される?」
フルフルと首を横に振った。
なんでそんなこと聞くんだろう?と思った瞬間…
「えっ…?」
甘い匂いに、体ごとすっぽりと包まれる。
腕の力を強めて…痛くて苦しいくらいに。
「ここでのこと……思い出したんだよな?」
「……………うん」
陸の胸に顔を埋めて、抱き着いた。
あまり…屋上は良い思い出じゃないから…ちょっと辛くなりそう…。
本心ではなかったとしても…言われた言葉は覚えてる。
「何かあった?」
俯いていると、上から声を掛けられた。
「……なんでもないよ」
そのまま俯いた状態で返す。
「杏。」
「何……?」
「抱きしめんのも追加される?」
フルフルと首を横に振った。
なんでそんなこと聞くんだろう?と思った瞬間…
「えっ…?」
甘い匂いに、体ごとすっぽりと包まれる。
腕の力を強めて…痛くて苦しいくらいに。
「ここでのこと……思い出したんだよな?」
「……………うん」
陸の胸に顔を埋めて、抱き着いた。


