高い高ーいの状態のまま隅っこから移動し、準備室にしては、豪華でゆったりとしたソファーに座らせられる。
「……なんで上?」
「杏が逃げないように」
ニコニコ笑って、あたしを陸の足の上に乗せ…腰にしっかりと腕をまわした。
「楠のことは何とも思ってねぇし。あの女が言ったことは、全て出まかせ」
「…………。」
「多少、杏に対する去年のウサ晴らしだろ」
「………去年?」
楠さんと会ったことあるっけ…?
あたしの顔を見て察したのか、陸が教えてくれる。
「去年の夏頃、楠財閥のパーティーに行っただろーが」
「…………あ。思い出した」
ちょっと意地悪されたから、語学力で勝負したやつね。
あたしの大勝利だったけど。
「……なんで上?」
「杏が逃げないように」
ニコニコ笑って、あたしを陸の足の上に乗せ…腰にしっかりと腕をまわした。
「楠のことは何とも思ってねぇし。あの女が言ったことは、全て出まかせ」
「…………。」
「多少、杏に対する去年のウサ晴らしだろ」
「………去年?」
楠さんと会ったことあるっけ…?
あたしの顔を見て察したのか、陸が教えてくれる。
「去年の夏頃、楠財閥のパーティーに行っただろーが」
「…………あ。思い出した」
ちょっと意地悪されたから、語学力で勝負したやつね。
あたしの大勝利だったけど。


