地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ


何がそんなに不安にさせているんだろうか?


「杏………」


掠れ気味の甘い声で、名前を呼ばれると…体中に電気が走るみたいに甘い痺れが駆け抜ける。



「ん?どうしたの?」


顔だけを後ろに向けると、湯舟の暑さでピンク色に染まった頬を優しく撫でられた。


「………好き」


柔らかくて甘い声で言われたと思ったら…軽く口づけされる。



「どうしたの急に……」

「言いたくなったから」

「なんじゃそりゃ(笑)」


クスクスと笑うと……


「ひゃあっ……!?」


ベロッと首筋を舐められた。

熱くて柔らかい陸の唇が、首筋から耳…肩…鎖骨を這ってくる。


「笑った罰」

「…別に笑っ………んんっ…」


ゾクゾクとした波が背中をはい上がってきた。