何がそんなに不安にさせているんだろうか?
「杏………」
掠れ気味の甘い声で、名前を呼ばれると…体中に電気が走るみたいに甘い痺れが駆け抜ける。
「ん?どうしたの?」
顔だけを後ろに向けると、湯舟の暑さでピンク色に染まった頬を優しく撫でられた。
「………好き」
柔らかくて甘い声で言われたと思ったら…軽く口づけされる。
「どうしたの急に……」
「言いたくなったから」
「なんじゃそりゃ(笑)」
クスクスと笑うと……
「ひゃあっ……!?」
ベロッと首筋を舐められた。
熱くて柔らかい陸の唇が、首筋から耳…肩…鎖骨を這ってくる。
「笑った罰」
「…別に笑っ………んんっ…」
ゾクゾクとした波が背中をはい上がってきた。


