地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

30分後――…。


「うまい……」

「それは良かった♪」

出来たての、たらこパスタをペロリと平らげた。



麦茶を飲みながら、陸が聞いて来る。


「なんでこんなに料理上手いの?」

「小さい頃から作ってたから」

「料理も修行のひとつ?」

「ううん。あたしが食べたかったし、作れたら好きな時に、食べれると思って練習した」

「なるほど……杏ちゃん人一倍食い意地張ってるもんな?」


ニヤリッと意地悪く笑う陸をギロっと睨み付けた。



食べ終えた食器を流し台に運ぶ。


「お風呂沸いてるから、入って来ていいよ」

「杏は?」

「洗い物とお布団の仕度するから、後で入るよ?」



カチャカチャと音を鳴らして、手早く洗い物を済ました。


タオルで手を拭いて、ソファーに座ってる陸の傍に行く。