なんで顔赤いの?
タバスコ料理でも食べたっけ?
蒸し暑いからほてってるの?
「ねぇ……なんで顔赤いの?」
「………暑いから」
「そっか。じゃあ、うちわで扇ぎなよ。今日は一段と暑いもんね」
背中の帯に差してあったうちわを渡し、また家までの道を歩き出す。
家まであと数百メートルってところで、携帯が鳴った。
着信は、珍しくうちのお母様。
陸に一言断って…通話ボタンを押す。
「もしもし?お母さん?」
《あ〜杏樹?今何してるの?》
「花火大会の帰り道」
《一人でいるの?》
「陸と一緒だけど…」
《陸君も一緒なのね》
電話の向こうのお母さんには…見えてないと思うけど、コクコクと頷いた。
《じゃあ…今日、うちに泊まってもらいなさい》
は………い………?
タバスコ料理でも食べたっけ?
蒸し暑いからほてってるの?
「ねぇ……なんで顔赤いの?」
「………暑いから」
「そっか。じゃあ、うちわで扇ぎなよ。今日は一段と暑いもんね」
背中の帯に差してあったうちわを渡し、また家までの道を歩き出す。
家まであと数百メートルってところで、携帯が鳴った。
着信は、珍しくうちのお母様。
陸に一言断って…通話ボタンを押す。
「もしもし?お母さん?」
《あ〜杏樹?今何してるの?》
「花火大会の帰り道」
《一人でいるの?》
「陸と一緒だけど…」
《陸君も一緒なのね》
電話の向こうのお母さんには…見えてないと思うけど、コクコクと頷いた。
《じゃあ…今日、うちに泊まってもらいなさい》
は………い………?