地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

頭上にたくさんのハテナマークを浮かべてる。


「わかんねぇなら……」

「???」


右手で顎を掴んで…引き寄せた。


「……惚れ直したってこと」

「えっ……」


小さく耳元で囁いて、口を塞ぐ。



「わかりましたか?」

「………イマイチ」


問い掛けても、まだまだハテナマークは存在していて……首を傾げていた。



「あのね、イマイチ意味わかんないけど。…もっかいキスしたい」


クイクイっと俺の服の裾を引っ張る。


「ダメ…?」

下から顔を覗き込み、引っ張っていた裾を握りしめた。


どこで、こんな技を習得してくるんだ?

いや……天然だから、何も知らなくても杏ならやるな。


「いくらでもしてやるよ」

言い終わるくらいに杏が嬉しそうに笑い……唇を重ねた瞬間―…


ドンッと色鮮やかな花火が上がった。