地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

ブーっと膨れっ面になる杏…。


その頬を片手で押し潰して、手を引いて歩き出す。



ようやく見つけた場所に二人で並んで座った。



「いっただきます♪」


露店で買った食べ物を嬉しそうに口に運んでいく。


「そんなに食ったら……またデカくなるんじゃね?」

「………どこが?」


言葉で答えるよりも、先に手が動いた。


「ココ♪」

「………(怒)」

「あー……柔らかい感触。このボリューム……最高だな♪」

「………触るな変態。」

「その変態に、散々鳴かせられてんのは…どこの誰だっけ?」

「////////」



顔を真っ赤に染めて、プイッとそっぽを向いた。




『杏ちゃん……僕もアイス欲しいなぁ……』


一匹の雑鬼が、杏の隣に来る。


「いいよ〜あげる♪」


躊躇うことなく、即決で、まだ口をつけていなかったアイスを差し出した。