手を合わせたまま……チラっと、陸の表情を盗み見をする。



「別に遅刻したわけじゃねぇだろ?謝ることねぇじゃん(笑)」


クスクスと笑って…頭を撫でられた。

ホッとして、合わせた手を下ろし…陸を見上げる。


相変わらず……身長…おっきいよね……

さすが…183センチ。


ぼーっと見ていたら、急に抱きしめられた。



「陸………?」

「黒の次はピンクかよ……」

「へ?」

「花火見に行くのやめて……家で過ごそっかな」

「なんで?花火大会行かないの??」



陸の考えてることがわからなくて首を傾げる。





「この格好で、連れて歩きたくねぇな………」




ガ――――ン…………



陸の一言に、多大なショックを受けた。