明日は、土曜日だから…学園に行くことはないから大丈夫だけど…



「ちゃんと許可もらったし、明日は一日中一緒だな?」

「え゛ぇ゛………!?」

「今7時過ぎだし…警備が掛かるのは10時だから、まだまだ時間あるな♪」

「10時まで………何するの?」



おそるおそる聞いてみる。




「仕事頑張った杏ちゃんに、会社と家でそれぞれご褒美にイイことしてあげる」

そう言ったと同時に、社長室の明かりが消えた。

夜景の明かりが窓越しに入って来る。


薄暗い部屋の中――…

器用にネクタイを解き、制服のボタンを外されていった。


「陸も………脱ご…?」


陸のネクタイに手を掛け…スルスルと解く。