養護教諭から救急箱と、ホテルのフロントからタオルを数枚借りて、悠と俺の宿泊する部屋に帰って来た。
クラスの奴らと教師達は、杏の行動力に口を開けてポカン…(笑)
「上……脱いで」
浴室に入り、ポロシャツを脱がされ…冷水のシャワーで血を洗い流す。
借りて来たタオルで軽く体を拭き、タオルを敷いたベッドの上に座らせられた。
「ちょっと待ってて…」
ガサガサと救急箱をあさり…消毒液と脱脂綿…ガーゼと包帯を持って、俺の隣に座る。
「ちょっと我慢してね…」
「あぁ」
無言で消毒液をかけて、ガーゼを置き…包帯を巻いていった。
テキパキと平常心でやってくれているが、とっくに気づいてる。
杏の肩が、カタカタと震えていることを――…。
クラスの奴らと教師達は、杏の行動力に口を開けてポカン…(笑)
「上……脱いで」
浴室に入り、ポロシャツを脱がされ…冷水のシャワーで血を洗い流す。
借りて来たタオルで軽く体を拭き、タオルを敷いたベッドの上に座らせられた。
「ちょっと待ってて…」
ガサガサと救急箱をあさり…消毒液と脱脂綿…ガーゼと包帯を持って、俺の隣に座る。
「ちょっと我慢してね…」
「あぁ」
無言で消毒液をかけて、ガーゼを置き…包帯を巻いていった。
テキパキと平常心でやってくれているが、とっくに気づいてる。
杏の肩が、カタカタと震えていることを――…。


