地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

「先輩の特技って何すか?」

「………料理?」


妖怪退治とは言えないよ…。


「好きな男のタイプは?」

「一緒に居て、楽な人?」


『陸です』とは言えません。


「じゃあ…デートで行きたいところは?」

「別に………隣にいられるなら、デートとかいらない」


これは、本心。

あたし達って、付き合う前から色々ありすぎてるから…妖怪から命狙われたりとか…記憶喪失になったりとか…。


普通に、平穏な生活が出来れば良いんじゃないのかなって思う。


陸が隣にいてくれるなら、別に何もいらない。



「というか…あたしなんかに、こんな質問して何になるの…西国君?」



隣を歩く長身の彼を見上げた。