朝……色々とイジメられたから、仕返ししてあげる。


「フフフ…見てらっしゃい…バカ陸」



(↑そんなことしたら、後が怖いのに…わかってない)



今日のお弁当……無しにしてやるっ…!!










談話室――…。



大小様々なテーブルがあり、その周りにソファーが置かれている。



「神崎さん、隣良い?」

「どうぞ」


二人掛けのソファーを少し詰めて、加藤君が座れるスペースを作った。



「陸様、お弁当は?」

「あー…うん………」



チラッとあたしの方を見るが、何食わぬ顔でお弁当の包みを開ける。




そろそろかな?




小さく呪文を唱えた。





コンコン……



談話室の扉を叩く音が、聞こえる。