私たちの部屋にはまだ 他のみんなは帰ってきて いなくて、 私と菜々子は二人で、 先に着替えはじめた。 『疲れたねー』 『ねっ。ってかさ…』 『ん?』 いつもクールで あまり喋らない菜々子が、 口に出したことは、 『真里さ、 まじで幸のこと好きでしょ??』