そして次の日曜日。
色んな気持ちを抱えて
家を出た。
菜々子から、
ある事実を知ったけど、
それはもう考えないようにした。
しょうがないよ。
だって
それが3年間の事実だから。
住所が記され、
送られてきたメールを見ながら
電車に乗ってたどりついた。
そこは高層マンション。
きっと
お金もちしか住めないょうな
高級住宅だろう。
玄関はとても広く、
出入りする人は
みんなきらびやかな物を
身につけていた。
…確か307号室。
勇気をだして、
玄関で307を押してみようと
進んだ。
そのとき。
インターホンの前に一人の
女性が立った。
きれいな人だなぁ…
じっと見とれていたのも
つかの間、私の目に
3つの数字が飛び込んできた。

